ブー……



停留所に滑り込んだバスはブザーを鳴らしてドアを開ける。


トントントンとゆっくりとしたリズムを奏でてステップを上ってくるある一人の人物。


僕はいつものように視線をずらして、さりげなくその人のある部分を確認する。



今日も見事な……