こんな正反対の二人が何故一緒にいるかというと、 「おーい。起きてるかぁ?」 「あぁ、ごめんごめん」 ぼうっとしていた僕は和哉の声で我にかえり、隣に置いておいた自分の鞄を膝の上においた。 すると和哉は足元にスポーツバックをドサッっと下ろすと 「どうも、どうも〜」 と言って空いたスペースに腰を下ろす。 多分一緒にいるのはこれのため。 スポーツマンならつり革に掴まって立ってろって思うんだけど。 ま、僕と和哉の仲なんてこんなもんさ。