「ただ・・・・・・」
「どうなんですか・・・?愛子はっ・・・どうなるんですかっ!」
もうそこに俺という自分の影は存在しなかった。
別人みたいな俺がそこにいたんだ。
「内臓破裂・・・・・・その部分がどうしても・・・」
「何なんですか」
きつく言い放った俺をまじまじと見つめ、
それから言い方はソフトでも内容がきついものが森田医師の口からでた。
「・・・・・輸血用の血が・・・足りないんです」
輸血・・・???
足りない?
なら・・
「俺のをあげればいい・・・」
そうだ。
俺のをあげれば愛子は助かるんだろう?

