ビター恋愛~過酷な試練~㊤



張り切って、言う私に目を伏せてレンはそっとつぶやいた。


「・・・そうだな・・・」



・・・・


また不安の波が押し寄せる。




「・・レン?」


けど、レンは相手に表情を読ませない。


すぐ明るい顔して平気な振りして。


でも、私・・・・長年だてに妹やってきたわけじゃないよ?


バレバレ。





「行こう・・・病室戻ろう。愛子、まだ無理できねーだろ?」


不安で仕方が無い。



少し考えてから


「うん」

と軽やかに答えた。





「愛子?あと1時間後って聞いた?」



「それは聞いてたよ?輸血がレンのとは聞かなかったけど」



「そ・・・か」



声のトーンがかなり低い。