昼休み、大好きな苺牛乳を
諦めて中庭で片桐くんを待ち伏せ。


今日のために昨日徹夜で
手紙書いたんだもん。

きっと大丈夫。


「まだかなー!
ドキドキするなぁ‥」



すると片桐くんが、いつも
一緒にいる遠藤くんと校舎から出てきた


ゴクリ‥

と息を呑む。


あと10歩、8歩、6歩‥


ついに片桐くんが来た。



「あっ!あの片桐くんっ!」


片桐くんは立ち止まって
無言であたしを見る。