「あたりまえだろ。おれの女なんだから」
そういって顔が真っ赤になったのは言うまでもない。
湊ってすっごい嬉しいこと言うんだもん。
あたしの心臓もたないよ。
「うん」
「おれの親友だから仲良くしろよ?」
「はいっ」
なぜか最後は気を引き締めて返事をした。
だって湊の友達に湊の彼女だめだな~って
思われたくないもん。
あたし、頑張ろっ!
「じゃあ、行くか」
「うん」
そういってあたしたちは手をつないで
湊の友達の家に向かった。
ピンポーンっ
インターホンを押して中へ入った。
「おじゃまします」
「おぉ、湊遅かったじゃんっ
あっ彼女さんこんにちわ。湊の親友の
波木裕真(なみきゆうま)よろしく」
人懐っこそうな裕真さんがあたしに手を
差し出してきた。
「え、えっと南鈴香です
よろしくおねがいします」
あたしたちは握手をした。
「じゃあここにいるのもなんだし
早く部屋あがって。みんなきてるから」
「おう」
そう言って裕真さんはあたしたちを部屋まで
連れて行ってくれた。

