「…もしかして気付いてんの?」 堪えられなくなって、 思わず頬に手を触れる。 …舞。マイ。まい。 愛羅武勇? 愛死天流? …愛してる。 暗闇の中にいた俺に、 光をくれた。 神様 神様 これを愛と呼んでいいのなら。 どうかこの一瞬でもいいから 舞が直樹でなく俺だけを 見つめている時間を 俺にください。