ちゃんと…
夢があるんだ…。
それに…
あたしのお父さんと同じ仕事だ…。
「そうなんだ。
きっと、叶う。
奏の夢。」
絶対叶う。
なぜか、そんな気がする…。
「麗、俺の夢
見とけよ?」
「うん…
あっ!
奏、晩ご飯どうすんの?」
「コンビニの弁当」
コンビニの弁当って!
体に悪い!
あたしが作ろうかなぁ…。
「体に悪いからダメ!」
「じゃぁ、食べないで寝る」
「それは、もっとダメ!」
しょうがない…。
あたしが作ろう…。
奏の体が心配だし…。
「じゃぁ
あたしが作るかいいよ」
「やった!
俺、ハンバーグ食べたい」
何か、子供みたい…。
可愛いかも…。
「わかった!
じゃぁ、キッチン借りるから」
「あぁ」

