「何で、あたしが!」
「いいから、来い!」
何、これ…
強制じゃん!
嫌だよ!
「無理ー」
「麗には、拒否権は、ないからな」
ありえない!
拒否権ないとか…。
あたしの言い分は、むなしく奏の家へ…。
「でも、奏の部屋に興味ある!」
「たいしたもんねぇよ」
「そうなの?」
奏の部屋ってどんな部屋だろう?
男の人の部屋に入るのって元彼の部屋以外ないかも…。
気になる…。
「ここが俺ん家
つーか、マンションなんだけどな」
あたしの家に近いんだぁって!!
えっ!?
奏って…
一人暮らししてたの!?
何で?
あんな家があるのに?
「えっ!?」
「質問は、後な」
奏について行き
マンションに入り、エレベーターに乗って奏の家へ…
「23階なんだ…
結構高い…」
うわっ…
怖い…。
ジェットコースターとかは、大丈夫なんだけど…
マンションとかは、ダメなんだよね…
鳥肌立つよ…。

