「麗ちゃんって…
天才だよ!」
「本当にそうだよ!
授業、寝てばっかなのにこんなできる何て凄い!」
「家で勉強してれば普通にできることだから」
「まぁ…
麗は、特待生だもんね」
特待生か…。
試験の1ヶ月前から猛勉強したもんなぁ。
ほとんど寝なかったな。
で…
授業の時に倒れたっけ。
その猛勉強のおかげで特待で入れたんだけど…。
お金が免除されるから頑張った。
知美さんに迷惑掛けたくなくて。
ただそれだけの想いで頑張ったなぁ。
「その話は、あとでいいから…
お昼食べよう」
「それもそうだね!」
「俺も一緒にお昼いい?」
「うん、勿論!」
「別にあたしは、いいけど…」
「ありがと!」
「一樹、いいの?
他の女子達は?」
「いいんだよ
俺、未来と食べたいだもん!」

