あたしは、黒板にたんたんと答えを書いた。 「書けた。」 「うっ… あってる。」 「次いでにこの問題も解いていい?」 「おぉ、やってみろ」 簡単、簡単 こんなの楽勝じゃん! しかも問題の文、漢字間違ってる。 「解けた。」 「正解だ。」 「あと、先生 問題の文が漢字間違ってる」 「うっ… 本当だ。」 「アハハアハハ 先生ダセー」 「柊さん 凄い!頭いい!」 拍手がおこってる。 別にすごくも何ともない。 普通に勉強してればわかることだ。 気づいたら午前の授業は、全部終わっていた。