「本当か?」
「本当だから!
じゃあ行くから!!」
あたしがそう言うと安心したみたい。
腕を離してくれた。
安心ような顔になった。
「麗!
このバイト、今日でやめろ」
はぁ!?
何でよ!
奏には、関係ないことじゃん!
「はぁ!?
意味わかんない!」
「やめないとこれ返さないからな!」
あっ!!
あたしのケータイ!
いつの間に…。
やられた。
もう、しょうがない。
「わかったよ!
今日でやめるから返してよ」
「明日返す
麗が嘘ついてるかも知れねぇから」
ムカック!
本気でやめてやるし!!
「わかったわよ!!
それじゃあ、さようなら」
「あぁ…
じゃあな」

