「1つ年上だけだから変わらないでしょ」
「確かにそうだけどな」
「バイト着いたからじゃあ…」
あたしは、キラキラした看板の店に入ろうとしたら…
ガシッ
奏に腕を掴まれた。
「何よ?」
「お前…
キャバクラで働いてるのかよ?」
「そうだけど?
何か問題あるの?」
「何でキャバクラで働いてるんだよ!
キャバクラの他にもバイトは、あるだろっ!!」
うっ…
怒ってる。
そりゃ…
怒るよなぁ。
でも、お金のためには…
仕方がないことなんだ。
「奏には、関係ないでしょ!!」
「あるかないかは、俺が決めることだ!!」
何よ!!
その俺様発言!!
ムカック!
あたしがどこで働こうと勝手じゃない!
「もう、手を離して!」

