目を開けると見慣れない壁とカーテン。 ここは…。 保健室? 「何で、ここにいるの?」 「麗がうなされてた時に奏先輩が通りかかって麗をここに運んで来たの」 奏があたしを…。 運んでくれたんだ。 はぁ…。 「あたしと一樹は、行くからね! 今、奏先輩来るからじゃあ」 「えっ!? ちょっと!」 えー!? 朝、あんなこと言っちゃったから気まずいし。 奏が来る前に帰ろうっと…。