「サンキュ!
あ、この前のハンバーグ美味かった!
また作りに来いよ?」
「そのうちね。
でも、美味しかったならよかった」
何でだろう?
奏といると優しい気持ちになれる…。
何か、不思議な感じ。
何だろう、この感じ…。
ピアノを弾いてる感じと似てる…。
「からあげ、美味いな
ほら、麗も食べろよ?
アーン」
「えっ?」
アーンって!
無理!
恥ずかしすぎるから!!
しかも、これって…
間接キスじゃん!
「早くしろよ?」
あぁ!
もう、恥ずかしさを捨てればいいんでしょ!
もうどうにでもなれ!
「うん、美味しい!」
「だろ?」
「って!
奏が作ったんじゃないんだから!!」

