「危ねぇ…。
大丈夫か?」
「一応…。
ありがと。」
何か、ドキドキしてる。
でも、嫌じゃない…。
何でだろう…。
それに…
奏に抱き締められてるとひまわりの男の子を思い出す…。
「別にいいけど。
まぁ、座らねぇ?」
「うん」
あれ…。
今、チラっと見えたけど…。
手首のブレスレット…。
あたしと同じ…。
ひまわりの男の子があたしにくれたもの…。
もしかして…
奏が…。
そんなわけないか…。
「腹減った…」
「お弁当とかないの?」
「作らねぇよ、そんなもん
購買行くのもめんどくせし…」
「しょうがないなぁ
あたしのお弁当少しあげる」

