あたしは、家を出て学校に向かった。
何か、未来がいないと静かだ…。
今日もいい天気だ。
もう少しで夏か…。
「あの!」
はぁー。
眠い…。
授業、サボろかなぁ…。
でも、未来がうるさいから…。
出よ…。
そしたら…。
「あの!!」
「あたし?」
振り返ると…
あたしと同じ学校の制服を着た女子がいた。
うわぁっ…。
背が低い…。
「あたしに用?」
「はい!
あの、柊麗ちゃんですよね?」
だから、何?
何の用なの?
こっちは、眠いのに…。
それにこんなところで立ち止まって、話てたら絶対学校に遅れる…。
「そうだけど…
こんなところで立ち話してると学校に遅れるから。
用があるなら、歩きながら聞く」
「あ、はい
すみません!」

