「奏、今日は、帰るね」
「あぁ、じゃぁ明日」
「未来、行くよ」
「うん」
あたしと未来は、会場を出た。
はぁー。
疲れた…。
「麗、久しぶりに麗ん家に泊まっていい?」
泊まりか…。
たまには、いいよね?
知美さんも喜ぶと思うし…。
「いいよ?」
「やったぁ!!」
「アハハ
未来、喜びすぎ!」
「だってー」
よかった…。
元気になって…。
一樹もそろそろ…
未来にコクるでしょ…。
あたしの予想だけどね。
「あの、お嬢様方
奏様が家まで、送れと言い使ってますので…
どうぞ、お乗り下さい。」
奏…。
気遣ってくれたんだ。
奏も気遣うことは、するんだね…。
ありがと…。
「ありがとうございます。
お言葉に甘えて…」
あたしと未来は、車に乗り込んだ。
車は、リムジン…。
さすが、お金持ちだよね…。

