「麗、原因は、あれだ」
えっ…。
奏が言った方を見ると一樹が女の人達に囲まれてる。
あれでかぁ…。
女の人にも何か言われたのかなぁ…。
「女の人に何か言われた?」
未来は、うつむいて頷く。
はぁー。
一樹もちゃんと未来のこと見といてよ!
あれ、奏は、まだ囲まれてないけど…。
「奏は、囲まれないの?」
「それは、麗が近くにいるから。
こんなレベルの高い女がいたら自分は、かなわないと思って来ねぇよ」
「そうだよ…
どうせあたしは、ブスだし…
子供みたいな顔してるもん
あたしより皆可愛いもんね…。」
あー
奏が余計なことを言ったからもっといじけちゃった…。
あたしが余計なことを奏に聞いたからかも…。
ごめんね、未来。

