次の日。

今日は夏休みだってのに忙しい。


親戚やお世話になった人へのお知らせが俺の仕事。


親父は葬式の準備、東京に住んでる姉ちゃんもこっちにむかってきている。



すると携帯に着信が入った。



「ん?」


「空・・・?」


聞き覚えのある声。かんだかい声がいつもより低くなっている。



亜美だ。元カノ。2日前にふった。てゆうか、あいつ自己中
でうざいし。


「あ?」


「お母さん亡くなったってね。」


「それが?」


腹立つ。この声をきくと。



「あたし・・・お世話になったし。」


1日会っただけだけど。



「ヨリ、戻さない?」



ブチ。
まじ、うぜぇ。むかつく。疲れる、このオンナ。



「ねぇ・・・。」



「あのさー俺彼女いるんだよねー。」


「なんで!?」


でたな、本性。


「しらねーよ。てめーに関係ねーよ。」