「ん?どうしたの?」 あまりに横顔を見つめ過ぎてたせいか、上矢くんが首を傾げる。 『…どうもしないよ?…茜達も花火見てるかな~?』 今頃、想いが通じあっただろう2人。 「あぁ。あれじゃない?あそこのカップルみたいな感じで見てるんじゃん?(笑)」 ちょっと離れた所に座ってるカップルにこっそり指を指して言う上矢くん。 女の子の方が男の子の肩にもたれかかって花火を見てる。