現在なりに分析すると、①まず中学でいじめられていてそのトラウマがあり、トラウマの再燃による苦しみ。次に②すごく信頼していた仲間がからかってきてそれに怒るとさらに揚げ足をとってきてからかうという裏切られたような感覚、などの心境だったと思う。
 特に親しくしていたHには「藤井君は会った時からすごくクールだったからキレキャラとは思わずびっくりしたよ」とのことだった・・。キャラクター、思い描いていた人間像と違っていた、普段無口なのにトランプとかで負け越すと怒ってしまう我慢ができないやつだから、からかっていいやつなんだ徹底的にからかっていいのだという理論なんだと思う・・・また、「どうせ社会に出てもこいつは適応できないからいまから潰しといてやろう」という歪んだ意識がみなの中に潜在的にせよあったのだと僕は思っている。思い描いていた人間像と違っていた、怒ってしまう感情のコントロール(押さえつけだとおもうけれど)ができないから、からかっていいやつなんだ徹底徹尾からかっていいのだという理屈で人を、多重人格呼ばわりしていいものなのだろうか・・いまでも疑問なんだ・・。
 仲良しグループで中心的に振る舞っていたKは酷い天然パーマで髪を後ろで結んでいた。だからKは当初不良っぽい学生に志木高校入学したての頃目をつけられからかわれたりしていた・・・そんなKをかくまってやるかのようにさきのH、僕(藤井洋次郎)、T君、TS、F君、僕よりもからかわれていたK崎君が集まって仲良しグループは形成された。たった7人のグループいや7人ものグループ。僕はどんなに怒っても高校3年間で、Kの天然パーマをからかったことは一度もないでも僕は、KやHから何度「多重人格」とからかわれたことか・・・。