「んー?」 「あたしね…今日から……」 そう言った時、ちょうど1番線に電車が入ってきた。 「うわー混んでるな。どうだろ?乗れるかな」 宮本が電車の中を伺っている。 「よし、乗ろう三条!お前の話は中で聞…」 「ごめん、たっけん!あたし転校したの。もぅ東高には行かないの。色々ありがと…」 それだけ言って、穂香はその場から走り去った。