「うそ、冗談。」



そう言って紗希は笑った。

うん、ものすごく可愛い。

私が男だったら間違いなく惚れてるね!



実際に紗希は男子にモテる。

本人は気づいていないが。

まぁ、紗希はそう簡単にあげないけどね!





「・・・ねぇ、なんか廊下が騒がしくない?」




「えっ?」



そう言われて耳を傾けてみる。



うーん、確かに少々騒がしいな。

主に女子の声が。