川島 拓哉 (かわしま たくや) 数いる部員の中で、いつものおなじみだったのは拓哉だけだった。 泣いて笑って、行動を共にしていた。 高校への選択は、拓哉にはなかった。 拓哉は、中卒で社会に出た。 変わらない日々が、続くとそう疑いもしなかった。