ガヤガヤ…


あたしと彩は教室に向かう前に下駄箱で

クラス分けの紙を見て運命的に彩と同じクラスだった。


教室に入るとあたしと彩以外初対面の人ばかりだった。


「あたしはー…うわー1番前だよ」


彩は残念そうにため息をついている。


『まっ、すぐに席替えになるさ』

「樹梨~」


あたしの言葉に彩は抱きついた。


「樹梨はどこなん?」

『あたしはー…1番後ろの端っこだ』

あたしと彩が話していると先生が教室に入ってきた。