美人カフェ“BLUE BIRD”

反射的に目を瞑った。

でも、唇にあたったのは、冷たい感触。
「やめなさい、セイ。下品ですよ。」

私とセイさんの間には、シルバーのお盆の壁。

「いいじゃん、キスくらい。ど―せ処女どころかファ―ストキスさえまだなタイプじゃん。夢なんて早くぶっ壊した方がいい。」

「セイ、お客様への暴言は許さないと言ってあった筈です。」

2人の間を流れる冷たい空気。

何かわからないけど、ケンカ…してる?