「ねえ、ちゃんと会えたかな?」


「知るか。」


「…じゃあなんで、協力…してくれたの?」


「あの女には借りがある。んな事より背筋シャキッとしろ!腰曲がってるぞ!」

「は~い。」


小声で会話しているのには、ワケがある。


なんと私は、あの人気歌手・MinAと入れ替わりをはかった。

本当にフツーの、ごく一般人なわけで。

もちろん、横にいるルックスは天使、性格は悪魔・セイさんの協力なしにはできなかったけど。


考えてみれば、恐れ多い…。


目の前のマネージャーさんも、ホラ、苦虫を噛み潰した顔。