美人カフェ“BLUE BIRD”

「行きますよ!」

いたずらっぽい笑み。

いつ見たかな?いつ浮かべたかな?

そんなワクワク、溢れさせた瞳に、ヒトミに、どきっとする。

そして何故か・・・ホントに何故?ストリートパフォーマーが集う一角に、なぜ琴?

でもアタシ、導かれるように琴の隣。そして琴は、ヒトミ・・・さんがスタンバイ。


「さあ、歌いましょう!」

普段は静かな感じの彼が爪弾いた曲は、誰でも知ってる春の花を愛でる曲。


正直、着物で歌うなんて初めてで、腹筋だってキツイけど。


視線を感じて・・・人が集って・・・拍手をもらって・・・。

「じゅ、10ドル札・・・!」


言葉、ぜんぜんわからないから、頭を下げるしかできなかったけど。

異国の10ドル札は、今までもらったどんなお金より、プレゼントより、光って見えたんだ。