Don't leave

金融会社の利用明細を、部屋でそっと見てみる。

利用限度額がもう近い。


早く何とかしなければ、生活出来なくなる。




こんな事、もうずっと前から分かっていた事。


旦那からの生活費が1円も入らない以上、


お母さんの収入も決まってて…大した額じゃなくて…父親風吹かすあの男がまるでアテにならない。


貯金なんてものはゼロ。


私もお母さんもあの男も、ついでに旦那も借金だらけ。


会社の売上から使ったお金を埋める為に借金してきたけど、もう限界が目の前。




…やっぱり私が稼ぐしかない。





それから私は、携帯で検索を重ねに重ねた。


風俗の仕事を、ただひたすら探した。




本当はもっと早く決断すべきだったんだ。


何度も考えた。


でもどうしても、決断出来なかった…




そしてつかささんに出会ってしまって。




さらに決断出来なくなってしまった。




だって。


どこの世界に、

恋人が風俗で働くのを許す男性がいる?




私がそれを決断するという事は、



つかささんとの決別を意味する。




だから決めれなかった。


1日1日と猶予がなくなってくのに、

決断する事が出来なかった。


失いたくなかったから。