Don't leave

つかささんは、そっと…本当に本当に壊れものを扱うかのような、優しい手つきでラッピングを解いてく。


プレゼントとしては重い方だから、何となく予想もつきやすいかも…


そう思いながら彼の様子を見ていると、案の定、首を傾げて意味深な笑みを浮かべて、箱を軽く揺すっている。



そして箱を開けて、中から出て来たジッポー。


「……あー……」



きっと、ジッポーなんてすぐ無くすのに、という気持ちがこもってるんだろう。

でも、嬉しそうにジッポーを取り出した。



「すぐ無くすって言ってたじゃない?…だったら家で使えばいいかなって。…それ見たら、もうそれしか考えられなくて。」


「勿体なくて使えないよ…」


「家でなら無くさないからガンガン使えばいいよ。」


「傷とかつけちゃいそうだし…」


ふふ。


つかささんらしいな。


ジッポーに傷が入れば入るだけ使い込んだ証だから、傷が沢山入っても何とも思わないのに。


さっきの言葉にはモノを大切にする…彼らしさが溢れている。