Don't leave

彼の誕生日当日。


前から逢う約束はしていた。


『あと少しで逢えるね。楽しみ!』


お互いにそんなメールを送った後の、待ち合わせの時間までがとても長く感じた。



これだけ用意周到にしときながら忘れたでは済まされないから、プレゼントやチョコは忘れないように派手な色合いの紙袋に入れる。



待ち合わせの時間までまだ少しある私は、


ファミレスに入り、コーヒーを飲む。


タバコを吸おうとバッグの中を探した時、タバコを忘れた事に気付くと同時に、化粧ポーチまで忘れた事に気付いて愕然とする。



タバコならまだしも化粧ポーチを忘れてしまうなんて!

途中のコンビニ…どこでもいいから、最低限のメイク道具一式を買わなくては。


だってだって。


今日はずっとラブラブするつもりなんだから、その後の化粧直しは必須なんだもの。

ってか私の荷物から化粧ポーチが無くなったら生きていけない!



これ…また笑われるんだろうなぁ。

結子は抜けてるって。


楽しそうに笑う彼の顔を思い出した時、彼から着いたよメールが来た。