Don't leave

まずはビジネスモード系にするか否かで悩む。


ビジネスモード系にするなら、小物が良さげ。
ボールペンやカードケース、ビジネスバッグ、考えればキリがない。


もしくはネクタイ?


だけど、彼のシャツ全種類を見た事があるわけでもない私に、ネクタイ選びは無謀な気がして。


じゃあ服?

普段使いのバッグ?


下着?

雑貨?

アクセサリー?


小物?



ありとあらゆる物を考えては、彼がそれを着用または使用している姿を想像する。


普段が末期の妄想族だけに、リアルに鮮明にその姿は脳内に広がる。


すると今度はどれも似合いすぎると感じて、益々分からなくなってくる。


そんな感じでしばらく過ごしたのだけれど、

期限が迫る中ちっとも決まらないので、

仕事が休みの日に私は出掛ける事にした。






―――『今日はつかささんのプレゼント買いに出掛けるからね。』


『高いものは要らないよ。大体そんなに悩まなくてもいいのに…』



悩みすぎなくらい悩んでる私の姿に、困惑気味の彼。


でも…
いつも、してもらいっぱなしの私だから、
誕生日プレゼントくらい精一杯選んだ素敵なものをあげたいんだもの。



私は気合いを入れて朝から出掛けた。