Don't leave

けれどそれを突っ込む私に、平然と彼は言ってのける。


「ランジェリーショップとかズンズン入って店員さんにすぐ相談とかしちゃうよ?」



あー…
この人には世間一般の、恥ずかしいとかの…

基準が通用しない!!


「いやいや…そうだとしても本当に要らないし!」


下着だけは恥ずかしい。

本当に。



でも目の前でニヤニヤするつかささんを見てると、

この人に『要らない』は通用しないんだろうなって…

そう思えて、私は諦めた。



「じゃあそろそろ帰りますか。」


「うん。歩き疲れた。」

楽しかったから、歩き疲れたと言っても、
嫌な疲れじゃないんだけどね。



私達は車に乗り込んで、帰途につく。




「あのピザ屋は本当に感動モノだったね!」



お昼ご飯を何にしようか散々悩んで、入ってみたピザ屋さんがとてもとても美味しくて。



今思い出すだけでもまた食べたくなる。



私達が頼んだのはオーソドックスなピザと凝ったピザ。

オーソドックスなピザ…なんだけど、極めてシンプルなんだけど、使っているチーズが水牛のチーズとやらで、それが素晴らしく絶品だった。


つかささん曰わく、今まで何度も見て来た、私の『美味しい笑顔』の中でダントツだったらしい。


確かに、あの美味しさに勝るものはなかなかないかも…


私はあっという間に食べてしまったし、何度でも来たいと思ったし、他のピザなんて食べれないとも思ったんだ。



それくらい衝撃の美味しさだった、私にとって。