Don't leave

――うわ、このスキニーかなりパッツンパッツンなんですけど!



「いかがですかぁ?」


「あの、相当パッツンパッツンなんですけど、こんなんで良いんですか?」


こわごわ試着室のカーテンを開ける。


「ファスナー浮いてませんし、ここ、少しシワが入るからもう1サイズ小さくても大丈夫なくらいですよ。慣れたらもう少し生地も伸びますし。もっとパッツンパッツンで凄い人いくらでもいますよ。」


そうなの?

私が今穿いてるスキニーは割とゆったりだから、こんな窮屈なスキニーは驚きなんだけど…


「おっ。いいねー。うん。じゃあ後は裾上げだねっ」


つかささんが恐ろしい事を言う。


「いや、ちょ、つかささ…」


「ふふ。僕もお揃いで買うの。だから問答無用。」


お揃い…

お揃い…


………


ま、まあお揃いなら…


いっかな?



ヒールにかかる長さに店員さんが合わせて針を止めていく。


あっという間に終わって、私は元のスキニーを穿いて試着室から出た。


「今度は僕のを選んで?」



黒を持ってきたつかささんはサイズ違いを2本持ってて。


試着するつかささんを見て、


本当にこの人は細いなぁ…


とつくづく思ってしまった。