Don't leave

そんな事を思いながら、いつの間にか眠っていた。



―――朝。


寒い。
1月と2月が1番寒さが厳しい時期というのは分かってるけど、

冬生まれのくせに寒がりな私は、

身を切るような寒さが本当に嫌で。

布団にずっとくるまっていつまでも寝てたい。


寝てたいけど…


「おはよっ…!さあっあんた達、起きなさい!」


自分に声かけてるんだか、子供達に声かけてるんだか分からないけど、気合いで大声を出し布団をはねのける。



寒いから今日は沢山着込まなきゃ。



いつものように慌ただしく支度をし、


お姉ちゃんを送り出し、妹を保育園に連れて行く。


「…さぶっ…!」


保育園からバス停に向かいながら、マフラーをキツくぐるぐる巻きにする。

1番お気に入りの、黒いざっくり編みのロングマフラー。

めちゃくちゃ安物だけど、その暖かさと長さがお気に入り。


ぐるぐる巻きにしたマフラーに口元を沈めながら足早に歩く。



つかささんに逢えるんだから、

寒いくらいで弱音吐いちゃダメ。



つかささんに逢うと、体も心も暖かくなる。


ほんわかして暖かくなる。



それにつかささんは体が暖かい。


いつも、彼は冷たくなった私の手を温めてくれる。

ベッドでは足を絡ませてれば、私の冷えきった足はすぐに暖まる。



心も体も、彼がいつも暖めてくれる…