Don't leave

「んあ!」


ある事に気が付いて素っ頓狂な声を出した私。


我ながら非常に間抜けな声で。


「何?」


「まだ冬休み中だよ…誰に会うか分からないから却下!」


学校の始業式は翌日の8日だ。


「じゃあ7日はのんびりラブラブして過ごそう。ムチャしないから…」


む、ムチャ……



具体的な妄想スイッチが思わず入りそうになる。


堪えろ、結子。



「分かった…じゃあその日はのんびり過ごそうね。」



言いながらつかささんの瞳を覗き込む。


頬に触れた。


大好きなこの顔を見れるのは…次は1週間後なんだから、よく見ておかなきゃ。


思わず唇にキスしたくなるのを抑え、彼の手の甲にキスをする。



「あー!」


つかささんが変な声をあげて私を軽く睨む。


「こっちはキスしたいのを我慢して我慢してるのに…簡単にキスするかぁ?」


「手の甲にしてどこが悪いのよ!」


すると、


ニヤリと不敵な笑みを浮かべたつかささん。

あ。


と思った瞬間に、


私の唇は塞がれた。





触れるだけで私を掻き乱す、


その甘い唇で。




「…………っ…」



体の力が抜けていく。



もっと深く塞いで欲しくなる。


頭の中が制御不能に陥る。


このままずっとずっとキスしてたい…



つかささんが私の髪を撫でて、髪の中に指を入れ、頭を軽く押さえつけてくる。