Don't leave

って、止まらない…


「結子?こっちだよ?」


つかささんに促されて、頭の中の妄想夫婦を追い払う。


車に乗り込むと、途端にお腹が空いた気がして。

「お腹空いてきたぁ…」

妄想したりお腹空いたり忙しいな。

自分に脳内で突っ込んでると、


彼はニヤニヤしながら袋から何かを取り出し始めた。


「そう言うと思ってね、ほら、買ってきたんだよ。おにぎりにサンドイッチ。デザートもあるよ?」


さ、さすが。

私の事をよく分かってる…


感心すると同時に笑えてくる。


私がどれだけ食いしん坊か、よく分かってる。お腹が空き始めると少しも待てない事もね。

なんだかおかしくなって、ニマニマしてしまう。


そして、

やっぱりその優しさに心温まるんだ。



「ありがとう、つかささん。どっか車を止めれる場所に移動してから2人で食べよう?」




つかささんがハンドルから手を離してから2人でゆっくり食べよ。