Don't leave

「ふふっ。私も逢いたかったよ。」



たったそれだけの事を伝えるのに、胸がギュってなる。

なのにほんわか暖かくなる。



甘い痺れと、激しい痛み。


胸を掻きむしられる焦燥感と、際限なく広がる安心感。


あなたはいつも両極端な感情を私の中に芽生えさせる。



どうしてこんなに惹かれるのかなんて分からない。


ただ、


魂の奥底に眠る何かが呼び合ってるとしか、形容出来ないんだ。



それほど、

ただひたすら無条件に愛おしくて求めて。







求めすぎて、
いつか、あなたが押し潰されなきゃいいと思う。


この気持ちの重さに、


あなたが潰されなければいい。





「大晦日だから割と道はガラガラだね。もう少し都心に行けば混んでるかもしれないけど。」



1年が終わるんだなって改めて実感する。





がむしゃらに毎日を生きてきた。



楽しくなんかない、私の人生なんてと蔑んでばかりだった日常。


全てどうでもよくって、生きる楽しみなんかなくて、

でも息をしている以上、子供達が存在している以上、生きなきゃならなくて、ただ毎日を生きる事が精一杯で、がむしゃらに突っ走って、


…いつも眉間にシワを寄せて。





小さな幸せが本当はあちこちに転がってる事すら、

気付けなかった。