Don't leave

私の存在意義は何だろう。





やっと巡り会えた唯一の人を苦しめる決断をし、

お金まで用意してもらって。


あんなに負担になりたくないと思いながら、言いながら、


このザマは何?




こんな情けない事ってない。
こんな申し訳ない事ってない。





私は彼にとって、


本当はお荷物なんじゃないの…?




私が彼をどんなに好きだと愛してると思っても。
それをどれだけ正直に伝えても、

どれだけ体を重ねても。


結局、こんな形で迷惑をかけるしか出来ないなんて、



彼にとっての私の存在意義なんて、ゼロに等しいんじゃないの?





私だったら嫌だもん、


こんな女。






なのになぜ


そこまでしてくれるの、つかささん。




同情?




可哀想な女だと思うから……?







こんな風に聞けば

きっと彼は怒るんだろう。




僕は結子の助けになる事なら…



そんな声が聞こえる。




きっと彼は
同情とかより、


きっと…


自惚れではなく、



困っている私を見たくなくて、


という所なんだろう。



そういう人だと思う。




だからこそ、



苦しい。





私は彼に何もしてあげられない。


苦しめる事や困らせる事ばかりで、




何もしてあげられない。


私は何も、



何も持ってはいないのね。