男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】




教室がそこそこ盛り上がってきたところで、大魔神が口を開く。




「てめぇら・・・

いつまで喋ってる気だ??あ゙ぁ??」


『「「「「ひぃっ!!」」」」』





教室中に、殺気のこもったドス黒いオーラが充満する。


オーラの発信源は、もちろん・・・




「俺の授業を邪魔する気かぁ?

なんならお前が前に立つか??







なぁ、ユウ」




『俺っ?!なんで俺??!』


「入学祝い」


『いらないっすよ、クーリングオフで!!』


「いい度胸だ、ゴラ。ツラ貸せや」


『ひぃぃぃっ!!』




なんで??!なんで先生に絡まれてんの??!

助けを求めて周りを見ると…




「「「「・・・・・・」」」」






綾は寝てるし、桜李と千歳は笑いこらえてるし、希と翼は微笑ましく見守ってくれちゃってるし・・・






『お前ら薄情すぎだろ!!

友達が先生に絡まれてるぞ、助けろよ!!』






「この後の展開に期待してるに一票」


「同じく」


「じゃあ、このまま授業が終わるまで引きずるに一票」


「あ、それいいなっ!!俺もそれに一票!!」


『俺は教頭が突然来るに一票だ!!!』




カモン、教頭!!

さっきの校長みたいな感じで出てきてください!!