男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】
















「もぉ~、ユウは乱暴だなぁ」


『部屋に二度と入らないって、昨日約束したよな?』


「したっけ??」


『もっかいシバかれたいか』


「ゴメンナサイ」





あの後、千歳をベッドから蹴り落とし、頭に一発かましてやりました。





『ってか、なんでここに入ってこれたんだよ』


「え、だって鍵開いてたから」


『ちょっとぉぉお!!!

そこの半眼のお兄さん!!!



戸締まりはちゃんとしなきゃだめでしょぉ?!!』



「・・・・・・」





リビングで眠そうに(っつーかむしろ寝てる)ソファでくつろいでる綾。




起きてきたときは、鬼が出てきたのかと思いましたよ(綾は低血圧です)



それにくらべて、千歳はうるさい。






「ユウ~!!何作ってんの??」


『卵焼きとサラダ』


「おぉっ!!なんかちゃんとしたご飯だな!!

ユウ、俺のお嫁さんにならない??」


『そんな面白くない冗談を言う千歳クンの卵焼きには、殻を入れといてあげよう』


「ごめんって、殻はヤダ!!」


『わかったら、テーブルのセットして』


「は~い・・・」







朝食を食べない族の二人のために、朝ごはんを作ってます。




あぁっ!!私って、なんて優しいの!!

健気すぎるでしょう、さすがは私!!