~翌朝☆~
pi pi pi pi pi♪
『ん・・・んぅ・・・』
アラームうるせぇ…。
誰だ、こんな大音量にしたのは(怒)
ノブさ~ん!!ちょっと、携帯止めてよっ!
あれっ、私アラーム機能なんか使ったことないんだけど。
むしろノブさんがアラームだったんだけど。
不思議に思いながらも、喧しく鳴る携帯を止めようと手をのばす。
・・・が、腕が上がらない。
というか、身動きができない。
(かかか、金縛り??!)
でももう朝だよ!??
お化けさんたちも、帰ってるはずなのに…
うっすらと目を開けると、目の前は灰色一色。
『んぅ…なんで??』
少し顔を上げると・・・
「おはよっ、マイハニー♪」
『・・・・・・』
なぜか千歳が私の布団の中に入ってきてて、
満面の爽やかな笑みで私を抱き枕にしていた。
どうやら灰色は、千歳のきていたスウェットだったようだ。
そして金縛りの正体も千歳。
「ふふっ、寝起きも可愛い~♪」
『アハハハハ、ありがとっ☆
・・・ってなにしてんだ、てめぇぇぇぇ!!!』

