男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】





部屋のドアのところに、綾が立っていた。





『綾~!(汗)』


「んだよ、今からだったのに~」





にこにこと笑いながら私から離れる変態。





「あんまいじめんな」


「綾がいじめるから?」


「バカか。希が呼んでる。リビング行け」


「はいはい♪素直じゃないな~」





千歳は、部屋から出て行った。


今後は絶対に、あいつを部屋にいれません!!






「大丈夫か」


『え、あ、うん、大丈夫。ありがとな・・・』


「おぅ。あいつ、見境ねぇから気ぃつけろよ」


『わ、わかった・・・』





それだけ言って綾も部屋を出て行った。





『こ、怖かった・・・』





さすがの次期組長も、迫られるとやばいんです!!

弱いんです、怖いもんは怖いんです!!