男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】




「あれ、なんか知らん間に盛り上がってる」



キッチンから、金髪の男が出てきた。

なんか、みんなカラフルだな…。




「おせぇよ、翼!!」


「どんだけトイレ長いんだよ!!」





キッチンから出てきたのに、トイレ??!





「トイレじゃねぇし!!紅茶淹れてたんだよ」


「あぁ、ごめん。俺が頼んだんだった」


「希、忘れてたのか??!

転校生と仲良くなったんだな」


『あっ、俺 蓮条 ユウ、よろしくな!!』


「俺は狩野 翼-カノウツバサ-。よろしく」


「おい、希。

コイツの部屋、なんとかしてやれ」


「そっか。部屋使ってるから、ないんだった」


『えっ!!俺の部屋ないの?!』


「2つの部屋、俺らが使ってるからな~」


『ここ何人部屋??!』


「2人部屋なんだけど、綾が一人で使っててさ」


「だから俺らが余った部屋使ってやってんだ!」


「綾もさびしくないしな!」


『綾にとっては、ありがた迷惑じゃない?』





皆の視線が綾に集中する。


綾はコーヒーをすすりながら、





「ありがた迷惑だな」



「「「おぃっ!!!」」」




う~ん、みんな仲良しだね(笑)




「まっ、使ってるってもベッドだけだし」


「どうせ俺らの部屋、隣だしね」


『そうなの??』


「おぅ。205が桜李と希」


「で、207が千歳と翼なんだよ」


『へぇ~』