男子校に紅一点!!-桜龍篇-【完結】




コーヒーを飲む綾を、じーっと見つめる。





「・・・・・・」
『・・・・・・』





こいつ、意外と無口だな。




「・・・なんだよ」




あ、勝った!!
(どっちが先に喋るか勝負してたらしい)






『あははっ♪』


「・・・キモい」


『あっ、ごめんごめん。俺の部屋ってどれ??』


「アイツらに聞け」


『え??綾の部屋なのに、あの3人に聞くの??』


「・・・・・・」




えぇっ!?またなんか怒らせちゃった??!




『どどど…どうした??』


「・・・名前」


『へ?あぁ、祠堂って呼んだ方が良かった??』


「・・・いや、いい」





そう言って、またコーヒーを飲みだした。




『???』


「綾ってば、照れてる(笑)」


「うるせぇ」


『あ、ほんとだ。顔あかい(笑)』


「綾ちゃん、かぁわいい~!!」


「殺すぞ、千歳」