「いってーな波琉! なんなんだよ!」 椅子と一緒に勢いよくひっくり返った一樹は 床に思い切り頭をぶつけて 痛そうだった。 「あ、拓馬おはよう」 「おはよ」 そんな一樹を無視してあいさつをする。 「無視かよっ! お前、女のくせに荒っぽいぞ!」 「あんたがあたしの椅子に勝手に座ってるのが悪いのよ!バかずき!」 「なにぃ~」 仲がいいのか悪いのか、 よく朝っぱらからやってられるよな。