「また会える?」 思わず見とれてしまい すこしの沈黙の後、 慌てて俺の口からでたセリフは あまりにも突発的で 自分でも驚いた。 えっ? と驚いたような顔をした彼女を見て 思わず目をそらして慌てて言葉を探した。 「あっごめっ 俺なに言って…」 「うん」 「え?」 聴こえた返事に 度は俺が驚く番だった。 顔をあげると カッパの赤に負けないほどの 眩しすぎる笑顔。 “ドキッ” ってまた心臓が跳ねたのがわかった。