ここまでは、テンションも低くて、正直活気を感じられなかった紫穏だが……



ある時間になると、


『やっばい!!
行っちゃう!!!』


大急ぎで、家の外へ飛び出す紫穏。


その理由は、


『アキちゃん、おはよ』



清々しくかつ、お淑やかに紫穏の家のお隣さん
坂井 晃斗
に挨拶する。
しかし、アキは、こっちを見ることもせず、駅の方へ歩きだす。


そんな態度にも、どうじず

『あきちゃん、まってぇ――』


と無理矢理アキの横を歩く紫穏。