「うっすらだけど分かってるんだね…」
と歩美が言った。

「あたしが話し飛ぶのいつもの事だから暖かい心で受け止めてくれないか?歩美ちゃん?」
あたしは言った。

「あ―自分で自覚してるのね!まぁわたしは暖かい目でスルーするよ!」
と歩美が言った。

「今、歩美が言った事聞かなかった事にしよう」

「いい…気にしない!話し変わるよ…姫菜!諦めないでよ?」
と急に歩美が言った。

「そうしたいけど…」

「いつもは能天気なのにこんな時だけネガティブでどうすんの!」
歩美があたしに言った。

「分かってるけど…」
とあたしは言った。

「恋した時はみんな不安になるの!ちょっとした事で嬉しいし、女子と話してるの見ると嫌な気分にならない?だから最初から弱気じゃ気持ちに勝てないの!」と歩美があたしに言った。